オルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。
「受験前なのに、やる気が見られません。」
「家で勉強しないんです。」
これは家庭教師や塾講師なら、毎年聞く言葉の1つだと思います。
でも、家庭教師や塾講師から”こうすればやる気が出ます”と、教えてもらったことがあるでしょうか?
「やる気」は心理学的に研究されている分野の1つです。
脳科学的には、側坐核というところが関係していると言われます。
神経伝達物質ではドーパミンが関係しているとも言われます。
つまりですね、ちゃんと研究されている分野なんです。
少なくとも精神論ではなくて、科学的な答えが用意されている分野です。
たとえば、「作業興奮」と呼ばれる脳の現象があります。
これは、行動を起こすと側坐核が興奮するという現象です。かいつまんで言うと「行動し始めると、やる気が出てくる」というものです。
誰でも経験があると思うのですが、やり始めるまでが億劫なんですね。しかし、やり始めてしまえば、やる気が出てくるのです。
ですから、たとえば勉強のやる気を引き出す方法の1つは、”とりあえず勉強をさせること”となります。
そのために、たとえば簡単な問題から取り組むように言ったり、教科書を用意させる行動をしたりします。とてもさりげないですが、すべては作業興奮を引き出すためのテクニックです。
こういう理論や技術を来月のセミナーで、お話ししたいと思います。
来月は「やる気の引き出し方」のセミナーです。
楽しみにお待ちいただけたらと思います<(_ _)>
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