フリースクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。
行動力がない人というのは、いません。
ただ、ブレーキが強すぎるから、結果的に行動できなくなっているだけなんです。
ですから、行動するために必要なのは、ブレーキを緩める練習です。
【1】自由意志は、行動を止めるもの
もともと、自由意志は行動を拒否するものです。
https://wired.jp/2016/06/13/free-will-research/
意思の力で、行動を行うのではありません。
意思の力は、行動を拒否するものです。
無意識による行動が決定がされたあとに、意識がそれに「GO」または「STOP」を出します。正確に言えば、追認するか中断するかを決めます。
ですから、行動を行いたいなら「STOP」を選ばなければいいのです。
【2】「STOP」をしなければ行動はできる
文章を書くときもそうですが、文章を書くことを困難にするのは「STOP」です。
ですから、文章作成の本の多くには、「推敲を後回しにしよう」と書かれています。
アイデアを出すための方法論として「ブレインストーミング」というものがありますが、これも「抑制」を外すための方法論です。
行動についても同じことが言えます。行動力を付けるというのは、行動へのブレーキを緩めることが何より重要なのです。
【3】ブレーキを緩める練習をする
大切なのはブレーキを緩める練習です。
行動に「STOP」をかけないようにする練習です。
心の中に「行動しない理由」が出てきたときに、それを無視する練習です。見えているリスクをあえて見ないようにすることが、行動力に繋がります。
もちろん、見えているリスクに備えるのはすばらしいことです。
ですが、リスクを考えすぎると行動できなくなります。
行動をしたいなら、どこかで目をつぶることが必要となるのです。
目をつぶれるようになればなるほど、行動力は高まっていきます。
ですから、日常生活の中で練習をしていきましょう。自分に出している禁止命令を少しずつ無視する練習をしましょう。そうやって、自分に対するブレーキを少しずつ、自分で緩められるようにしていくのです。
私達を縛っているのは、最終的には私達自身です。自分で自分を制御できるのは素晴らしいことですが、それによって自分が苦しんでしまっては本末転倒でしょう。
自分に対する抑制を、適度に緩める練習をしましょう。
自分を抑制するだけでなく、脱抑制することも大切ですよ。
0コメント