オルタナティブ・スクール「ワクノソト☆」の三國雅洋です。
「子供が勉強に集中しない」という保護者の悩みはこれまで何度も聞いてきました。そして、生徒からも聞いてきました。
そこでほぼお答えしているのは、「勉強に集中力など不要。むしろ邪魔。」というお話です。
まず「初頭効果」、「ピークエンド効果」というものをご紹介します。これは「初頭」つまり最初のほうのことを覚えやすいという効果です。そして「ピークエンド効果」ですが、これは最後のことが覚えられやすいという効果です。
この2つの効果から、1つの結論が導かれます。それは、「初めと終わり」が多ければ多いほど覚えやすくなるということですね。
じゃあ、集中力ってむしろ記憶の邪魔をしていませんか?
さらに、人間の集中力は「別のことをすることですぐに回復する」という性質があります。これも実験で確かめられています。例えば、「abababab…」と同じ文字をずっと書き続けて「もう書けない」となった後に、「自分の名前を書いてください」と言われるとすっと書けることがわかっています。つまり、「別のこと」となれば意欲は簡単に取り戻せるわけです。
他にも「結局、集中力っていりますか?」と思わされる実験結果は多々あります。
詳しいお話は次回のやる気に関するセミナーでお話しますが、大切なのは集中力を鍛えることでなくて、集中力を有効活用することなんです。
ですから、集中力を鍛える練習なんて不要ですし、集中力がないことを悲しく思う必要もありません。
集中力の使い方を学んでください。もし、自分一人で多く学ぶのが面倒ならセミナーに起こしくださいね。
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