受験勉強は、志望校を決めることから始まります。
志望校を決めるからこそ、自分の課題が見つかるのです。
志望校の偏差値を調べてみましょう。
偏差値を調べることで、自分が学年内で上位何パーセントに入ればよいかが分かるようになります。
【1】志望校の偏差値を確認する。
まずは志望校の偏差値を調べましょう。
インターネットで「〇〇(志望校の名前) 偏差値」と検索すると偏差値が出てきます。
まだ志望校が決まっていないなら、仮の志望校を入れましょう。
自分が知っている高校の名前を入れて、その学校の偏差値を検索してみましょう。
(1)インターネットで志望校の偏差値を調べる。
志望校の偏差値は、インターネットで検索ができます。
この偏差値が正しいとは限りませんが、大きく間違っていることもありません。
偏差値は50を基準として、数字が高ければ高いほど合格が難しくなります。
反対に偏差値が低ければ低いほど、合格するのが簡単になります。
(2)偏差値から上位率を調べる。
偏差値は50、53、62などの数字で表されます。
しかし、これだけでは意味がよく分からないはずです。
そこで、偏差値を上位率に変換しましょう。
上位率が分かると、学年で何パーセント以内に入ればよいかが分かります。
偏差値から上位率を調べるには、次のどちらかのサイトを利用してください。
『偏差値と割合(上位何パーセントか)の変換表』
『偏差値を一気に上げる方法』
http://hensachi-up.benkyohou.info/juni.html
なお、偏差値を上位率に換算するのはEXCELで簡単にできます。
『偏差値とパーセントの換算-NORMDIST関数・NORMINV関数』
https://www.relief.jp/docs/excel-standard-score-percent.html
たとえば、偏差値53で上位およそ38%です。
志望校の偏差値が53だったら、偏差値上は100人中38位以内に入る必要があるということになります。
(3)同学年内で何番以内であればよいかを調べる。
偏差値から上位率を調べたら、自分が学年内で何位であればよいかを調べましょう。
自分の学年の生徒数も、インターネットで調べることができます。
「〇〇(自分の学校名) 人数」で検索してみましょう。
『学校教育情報サイト Gaccom』で調べることもできます。
学年の順位が分かったら、上位率を掛けて計算をします。
たとえば福井県敦賀市のある中学校の3年生は136人です。
上位38%に入る必要があるとすると、136×38÷100=51.68となります。
つまり、学年で51人以内に入る必要があることが分かります。
(4)学校の教師に目標順位を取るための目標点数を調べる。
自分が学年で何番以内に入る必要があるのかが分かったら、目標点数を調べましょう。
学校の先生に「学年で〇番に入るには、何点取ればよいですか」と尋ねれば教えてくれます。
自分で聞くのが嫌な場合は、保護者に頼んで先生に聞いてもらいましょう。
これで目標点数が定まります。
志望校を決めずに目標点数だけを決めても、あまり意味がありません。
まずは志望校を決めて、そこから志望校に合格するために必要な条件を明確化していきます。
その結果、目標点数が定まるのです。
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