上記の言葉を言っている人は、どのくらいの経験を踏まえて、どのくらいの知識に基づいて言っているのでしょうか?
そもそもが「褒めたらダメになる」は、迷信としか思えません。
しかし、”褒めると天狗になる”という不安になるのは、分かります。算数のテストで50点を取ったことを褒めたら、勉強しなくなるのではと不安になるでしょう。たしかに、何でもかんでも褒めるだけでは、伸び続けることは難しいです。
だからこそ、「もっと」を付け加えることが大切なのです。「算数が50点も取れたね。さすがだね。次はもっとできるね。」と言われたら、子供は天狗にはなりません。
つまり、常に本人が抱いている自己イメージよりも、高く評価し続ければいいのです。よいことをしたら「さすがだね。○○ちゃんなら、もっともっと人を喜ばせられるね。」と褒めて、よくないことをしたら「あなたらしくないね」と褒めます。
子どもたちが大きくなるころには、現時点の私たちの常識は通用しなくなります。ですから、”子供を私たちの常識の枠内に収めないこと”が大切なのです。
そのためにも、子どもをどんどん伸ばしてあげましょう。自由に考え、自由に行動できるように働きかけましょう。
そのために私たちができることの1つが褒めることです。そしてそれは、常に本人が抱いている自己イメージよりも、私たちが高く評価してあげることです。
決して甘やかす必要はありません。私たちは子供たちに高い期待を掛けているのですから、甘やかすことなんてしないはずです。
子どもたちが「無理だよ」と言ったときに「あなたならできる」と言ってあげること、それこそが褒めることです。
安心して褒め続けてください。その褒め言葉は子供たちの中に残り、辛いことが起きたときに本人を支える土台となります。
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