褒めたらダメになる?

「褒めて育てたら、ダメになる」と、言ってくる人はいませんか?
私は家庭教師を19年以上していますが、褒めて伸ばす家庭で、成績が悪かった家庭は知りません。ちなみに私の同級生でエリートコースを進んでいる人の家庭も、ほとんどが褒めて伸ばす家庭です。

上記の言葉を言っている人は、どのくらいの経験を踏まえて、どのくらいの知識に基づいて言っているのでしょうか?

そもそもが「褒めたらダメになる」は、迷信としか思えません。


しかし、”褒めると天狗になる”という不安になるのは、分かります。算数のテストで50点を取ったことを褒めたら、勉強しなくなるのではと不安になるでしょう。たしかに、何でもかんでも褒めるだけでは、伸び続けることは難しいです。

だからこそ、「もっと」を付け加えることが大切なのです。「算数が50点も取れたね。さすがだね。次はもっとできるね。」と言われたら、子供は天狗にはなりません。


つまり、常に本人が抱いている自己イメージよりも、高く評価し続ければいいのです。よいことをしたら「さすがだね。○○ちゃんなら、もっともっと人を喜ばせられるね。」と褒めて、よくないことをしたら「あなたらしくないね」と褒めます。


子どもたちが大きくなるころには、現時点の私たちの常識は通用しなくなります。ですから、”子供を私たちの常識の枠内に収めないこと”が大切なのです。

そのためにも、子どもをどんどん伸ばしてあげましょう。自由に考え、自由に行動できるように働きかけましょう。

そのために私たちができることの1つが褒めることです。そしてそれは、常に本人が抱いている自己イメージよりも、私たちが高く評価してあげることです。

決して甘やかす必要はありません。私たちは子供たちに高い期待を掛けているのですから、甘やかすことなんてしないはずです。

子どもたちが「無理だよ」と言ったときに「あなたならできる」と言ってあげること、それこそが褒めることです。

安心して褒め続けてください。その褒め言葉は子供たちの中に残り、辛いことが起きたときに本人を支える土台となります。

カラフル ~ふ登校カフェ~(親の会) &ワクノソト☆ 福井県敦賀市

福井県敦賀市で活動する不登校の親の会(誰でも参加できるお話会など開催)&学校教育の枠(ワク)の外に出てみよう!福井県敦賀市にあるフリースクール『ワクノソト☆』のホームページです。ワクノソトは休校中です。

0コメント

  • 1000 / 1000