私立の推薦入試に合格すると、大抵の中学生はやる気がゼロになります。これは当たり前ですね。
しかし、そういうときでもやる気を引き出す方法はあります。
それはゴールを更新することです。
たとえば、私は、現時点でも、高校に合格した生徒には、数学Ⅰの内容を生徒に教えています。
そうすると、自然と子供の中でのゴールが更新されるようになるのです。分かりやすくいうと、やるべきことが見えてくるわけです。
「ちはやふる」という漫画で、主人公ちはやが率いる瑞沢高校が全国大会優勝を果たしたため、目標を見失うという場面があります。このゴール達成によって目標を見失うというのは、教育の現場ではよくあることです。
こういうときの基本が、ゴールの更新です。「ちはやふる」では、その後に、ちはやは「個人で全員優勝」「瑞沢高校をかるた強豪校にする」というゴールを掲げます。これによって、水澤の部員の顔つきが変わるのです。
ゴールを更新するというのは、技術があれば会話の中ですることができるようになります。しかし、基本的には、実際に次を見せるほうがよいでしょう。たとえば現在小学4年生なら、5年生の教科書を実際に見せるようにすればよいです。たとえば、ピアノコンクールで優勝したなら、もう1段階上の優勝者の演奏を見せるようにすればいいのです。
ゴールに到達してしまって、ゴールを喪失してしまうと、やる気が起きなくなります。そして、一度やる気を完全に失ってしまうと、それを取り戻すのには時間が掛かることもあります。
ですから、やる気を完全に失う前に、ゴールの更新を働きかけることができるとよいでしょう。
具体的なゴールの更新方法についても、次回の「やる気セミナー」でお伝えする予定です。
もし興味があれば、ぜひお越しください。
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