オルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。
学校は教育現場の一部でしかありません。
しかし、学校の枠の外に出たことに対して、「自分は劣っている」と思ってしまう子は大勢います。学校の授業についていけないことで「自分は頭が悪い」と思ったり、他の子に比べて運動ができないだけで「自分は運動神経がない」と思ったりしてしまうのですから、学校に行かない状態に対して劣等感を持ってしまうのは仕方がないことです。
しかし、学校は教育現場の1つに過ぎません。劣等感を感じる必要もありませんし、自己肯定感や自己効力感を下げる必要もありません。
『ワクノソト☆』は自己イメージ(セルフイメージ)を重要視しています。それは人生全般に関わってくるからです。どれだけ学校のテスト結果が悪くても「自分は地頭がよい」と思っていれば、勉強が必要になったときに勉強をすることができます。他の子に比べて運動ができなくても、「やればできる」と思っているなら、必要になればやります。自分のことをどのようにイメージしているかが、その後の行動に大きな影響を与えます。
学校の枠に収まりきらない事実を踏まえて、自分のことをどう思っているかが最も大事な部分です。事実を見ないふりをして強がるのではなく、事実を踏まえた上で自分をどうイメージするのかが大事なのです。自分には価値があり、自分は有能であるというイメージができていれば、学校の枠に収まらない事実は、単なる「学校は私には小さすぎる」と捉えることになるでしょう。
なお、自己肯定感と他者軽視傾向は、心理学的に無関係だと実証されています。相関係数で言えば0.03であり、自己肯定感を高めることが、他人をバカにする傾向を強めることにはなりません。相関関係がないのですから、因果関係があるわけがないのです。
私たち「ワクノソト☆」は、自分の価値を高く評価し、自分の能力を高く評価できる子供を育てることを目指しています。それは決して無謀な子でも、傲慢な子でもありません。事実を踏まえて自分のことを肯定的に捉えており、事実を踏まえて「自分にはできる!」と思っている子どもです。自分のやりたいことをやりたいだけ、自己責任で実行できる子どもです。
なお、これは決して夢物語ではありません。灘高校や開成高校のような超進学校は、すでにこのような環境にあると言われます。不可能なことではないのです。
『ワクノソト☆』は決して進学校を目指しているわけではありませんが、そういう環境づくりはすることができます。子供のセルフイメージを高める働きかけだけがされる環境を用意できます。
もし、このような環境に興味があれば、ぜひ一度ご連絡ください。
あなたのご連絡をお待ちしております。
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