不登校は問題行動ではありません。
— オルタナティブスクール ワクノソト(仮) (@WakunosotoAltsc) May 7, 2018
ただまだ「普通」ではないだけです。
現時点の社会では、普通でないとさまざまな困難があります。
でも、普通でないことは決して悪いことではないのです。
オルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。
ゴールデンウィークが終わりました。
学校に行かない生徒と保護者にとっては、煩わしい日々の始まりですね。
学校に行く義務もなく、行かないと本人が言っていても、「普通の人々」はなぜか口出しをしてきます。
あなたもご存知のとおり、学校に行かないことは「問題行動」ではありません。
しかし、「普通」の人々は、「普通でないこと」を理由に、あなたと子供に対して口を出してきます。「学校に行かないと、勉強についていけなくなる。」、「友達ができなくなる。」、「集団行動ができなくなる」と、あなたも言われたことがあるかもしれません。
しかし、あなたもご存知のとおり、学校に行かなくても勉強についていくのは簡単です。学校外で友達を作ることもできます。集団行動も、学校外で身に付けられる場所はいくらでもあります。
つまり、周囲の人々はただ単に「普通」であってほしいのです。ただそれだけです。
しかし、少なくとも「普通でない」ことは、決して悪いことではありません。むしろ、これからの時代では、いままでの「普通」が大きな足かせとなるのは間違いありません。
AI(人工知能)とBI(ベーシックインカム)が語られるようになった現代において、「誰でもできることをする」ということが価値を生み出すことは極めて困難になっていくでしょう。
私の息子6歳は、自分で絵を描き、それを売ることでお小遣いを得ました。そういうことが、これから求められる「普通」となっていきます。
私達は、学校に行かないと決めた子供たちと一緒に暮らしています。
その時点で「普通ではない」のです。
そうであれば、その普通ではないことを活用したほうがよいのではないでしょうか。
学校に行かないからこそできることはたくさんあります。
自分がやりたい勉強をすることや、自然に触れ合いに行くこと、学校外で広い友達を作ること、年齢が大きく離れた人々と仲良くなることなどは、学校ではできないことです。
「普通ではないこと」は、決して悪いことではありません。むしろ、未来に向けて考えると、とてもよいことです。
ですから、その未来に向けて学校ではできないことをたくさん行っていきましょう。
0コメント