不登校は決して、学業の妨げにはならない。

福井県敦賀市のフリースクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。

現在息子は小学１年生なのですが、３年生の算数の教科書を読み、問題を解いています。
「６月で３年生を終わらせる！」と、自信満々です。

だからといって、学習を無理強いしているわけでもありません。
また、毎日何時間も学習時間をとっているわけでもありません。毎日３０分程度の時間です。

使っている教材は教科書です。九九を覚えるのに、別のものを少し使いましたが、それだけです。

誰でもこれぐらいのスピードで、学習を進めることはできます。

ですから、学校に行かないことが学業の妨げになることはありません。
誰でも大人が１人つけば、学校に行っているときの５倍以上のスピードで進められます。
学校の授業についていけなくなることは、まず考えられません。

現段階で学校の授業についていけなくなっているとしたら、過去に戻って復習をすればよいのです。４年生でつまづいているなら、１年生範囲から教科書を読み、問題を解いていけばいい。
毎日３０分でもよいので、時間を取れば２週間ほどで取り戻せるはずです。

不登校が学業の遅れにつながることはありません。
学校の授業スピードは、本当に遅いからです。

ですから、不登校になったからといって学業の遅れについて心配する必要はありません。毎日３０分程度でよいので、親子で一緒に学習する時間を取ってみてください。
そのときに使う教材は、教科書だけで十分です。
どれだけ遅れていても、毎日３０分を続ければ、１ヶ月程度で遅れは取り戻せます。

学校は「過剰学習主義」です。
心理学で「過剰学習」と言われるものがあるのですが、それを地で行っているのが学校です。
その名のとおり、過剰に学習します。それによって知識・技術の定着を図るのです。
ですから、授業のスピードは、どうしても遅くなります。

学校の授業に追いつくのは、いつでもできます。
つまり、不登校でも、学業の妨げになることはありません。

ですから、学業を理由に、無理に学校に行かせる必要はありません。
毎日３０分でよいので、自宅で一緒に学習をしてあげてみてください。
きっと簡単に追いつけますし、気が付いたら追い越していると思いますよ。