フリースクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。
不登校になると進路について、不安になります。
特に高校受験を控える場合は、学力面での不安が大きくなります。
たしかに授業を受けていないのは、ある面では不利です。
しかし、授業を受けないことによるメリットも多々あります。
学校は児童・生徒の理解度に合わせて、授業をすることができません。
— フリースクール ワクノソト☆(福井県敦賀市) (@WakunosotoAltsc) June 16, 2018
自分が理解できることも、理解できないことも、どちらも授業を受けなくてはいけないというシステムです。あなたのための授業は、されないのです。
一方で、ホームスクーリングなら自分のための勉強ができます。
学校は、自分のための授業を行ってはくれません。
自分のレベルと関係なく、授業が行われるということです。
自分が理解できていることも、自分が理解できていないことも、どちらも授業を受けざるを得ません。
そのため、時間の無駄が多いのです。
私は家庭教師や塾講師を通して、さまざまな生徒を見てきています。
その中には中学2年生で、分数の足し算を間違う生徒もいました。そういう生徒に、それを前提とした文字式の計算ができるはずがありません。しかし、それでも授業は受けなくてはいけないのです。
また、中学1年生で家庭教師ではUnit6まで進んでいるのに、授業はUnit2までしか進んでいないということもありました。この場合も授業は受けなくてはいけません。
学校の授業は、個人の関心・目的に合わせられません。
その点、独学であれば自分のために勉強ができます。
自分の理解度に合わせて、自分ができることを増やすために、勉強ができます。
もちろん、独学においては、勉強の仕方は大切です。
しかし、まったく理解不能な話を聞き続けるために授業に行くよりは、非効率な独学をするほうがプラスになります。
私は、学校の授業についていけなくなったときは、ある程度学校を休むほうがよいとさえ思っています。私の授業では1時間で、教科書1章分は進みます。英語でも数学でも、理科でも、社会でもそうです。一方で学校は1章を1ヶ月ほどかけて進みます。
ですから、ものすごく授業に遅れている子を受け持つと、本気で「学校なんか行かずに、ずっと私のところに来てほしい」と思うほどです。「学校で時間を無駄にしている暇なんかない」と思うからです。
学校に行かないことは、決して学業面では不利益はありません。
むしろ、学校の授業に追いつくには行かない方がよいぐらいです。
不登校だからといって、学業面で不安になる必要はありません。
不安なら教科書の最初から、読み進め、問題を解き進めていけばいいです。
毎日自分で勉強するなら、1年分の遅れであっても、1ヶ月あれば取り戻せます。
重要なのは、勉強のやり方です。
その勉強のやり方については、来月の7月22日にセミナーを行います。
もし興味がある方は、ぜひお越しください。
0コメント