教育コーチの三國雅洋です。
不登校の場合、勉強について不安に思ってしまいがちですね。
特に英語は「一人で勉強するのは難しい」と脅す人が大勢います。
たしかにインターネットが普及する前は、独学が難しいものでした。
しかし、現在は独学が十分に可能です。
独学の方法について1からご説明していきますので、ぜひご利用ください
【1】教材を用意する
英語の勉強に使用する教材は、次のとおりです。
1 教科書
2 学校配布の問題集
3 教科書ガイド
4 過去問題集(受験生の場合)
この4つがあれば、十分に受験までも対応が可能です。
特に重要となるのが教科書ガイドです。教科書ガイドを中心に学習を進めていきます。私が家庭教師や塾講師で教えるときも、基本的には教科書ガイドを使います。
市販の単語帳、問題集は必要ありません。学校から配布されているもので十分です。
どうしても単語帳が欲しい場合は、アプリを使うことをお勧めします。単語帳を買うよりもアプリのほうが圧倒的におすすめです。
お勧めは「mikan」という単語アプリです。私も使用していますが、とてもよいです。
単語帳は基本的には不要です。しかし、受験生の場合、過去問題集は用意しておきましょう。
(2021年4月6日追記)
学習指導要領の改訂によって、中学英語は格段に難しいものとなりました。
一単元に学習する内容が多すぎて、教師による授業を受けても脱落する生徒が続出すると思います。
教科書と教科書ガイドに書店で目を通してみて、難しそうだと感じたら、次の参考書をおすすめします。
・『中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 (中学ひとつひとつわかりやすく) 』
【2】1年生の教科書から取り組む
あなたが中学3年生であっても、中学1年生の教科書から取り組みましょう。
すべての教科書は、前から順番に読み進められることを前提に、作られています。
英語のUnit0で覚えた単語を使って、Unit1が作られています。Unit2をしっかりと理解するには、それまでの全部のUnitが身についている必要があるのです。
これまでの学習内容をすべて理解していないと、学習が進められなくなるのが英語です。
自分がどこまで理解しているかを確認するためにも、中学1年生の教科書から始めましょう。
受験勉強に取り組むべき実力があるなら、中学1年生範囲から始めても1ヶ月もかからずに、受験範囲まで追いつきます。
どうしても1年生範囲から取り組むのが面倒なら、英検5級の過去問題をダウンロードして解いてみてください。英検5級は、中学1年生修了程度です。これで過去問題で9割以上正解できたら、2年生範囲から取り組んでも問題ありません。下記サイトから過去問題をダウンロードすることができます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/solutions.html
英検4級も同様に9割以上正解できる場合は、3年生範囲から取り組み始めても問題ありません。
なお、どこから勉強を始めるにしても、1日30分の勉強時間で十分です。もちろん、それ以上の時間を取れるならなおよいです。大切なことは、毎日勉強することです。1週間に1回90分の勉強時間を取るよりも、1日15分を6日間行うことを目指しましょう。
1週間に90分の勉強時間を取るような勉強方法を「集中学習」、毎日15分ずつ時間を取るような勉強方法を「分散学習」と言います。「分散学習」のほうが圧倒的に効率的であることが実験で確かめられていますから、毎日勉強することを重視してください。
【3】教科書ガイドを中心に、学習を進める
学習は、教科書ガイドを使います。
やることは簡単です。
1 英単語の意味を覚える。
2 英文の日本語訳を覚える。
3 英単語の綴りを覚える
4 英文を発音する。
5 英文を書く。
この5つを行っていきます。
単語の意味の暗記を行い、飽きたら日本語訳の暗記に取り組みます。日本語訳の暗記に飽ききて、まだ単語の暗記を終えていないときは戻ります。飽きたら次のステップに移り、次のステップで飽きたら未完了の前のステップに戻るようにするのです。
「飽き」は「疲労」の前兆です。疲労を感じる状態で勉強をするのは、非効率的です。「飽き」を感じた時点で別のことに取り組むことで、「飽き」を回避しましょう。「飽き」と「疲労」の関係については『すべての疲労は脳が原因』という書籍に詳しく書いてあります。興味がある人はぜひ読んでみてくださいね。
(1)英単語の綴りの覚え方
最初から綴りを覚えようとせずに、英単語の日本語の意味を覚えます。
教科書ガイドには単語の綴り、発音、日本語の意味が書かれていますので、これを使います。
意味を覚えるときは、まず単語の意味を紙や手で隠しましょう。「practice 練習する」という単語を覚えるときは「練習する」という部分を見えなくして、「practice」の部分だけを見ながら意味を思い出すようにします。
ただ単語を眺めるだけでは、覚えられません。思い出そうとするからこそ、脳は覚えようとするのです。これを脳科学では「望ましい困難」と言います。頭をまったく使わずにできる学習はありませんよね。
なお、日本語の意味を、ノートに書いたりする必要もありません。
ただ紙や手で意味を見えない状態にして、意味を思い出すようにするだけでOKです。
5分程度の時間で終わらせるようにしましょう。
1回の勉強で完璧に覚えることはできません。「1回覚えた」という状態を目指します。
(2)英文の日本語訳の覚え方
単語の意味を覚えたあとは、英文を日本語訳できることを目指します。「Kota likes soccer.」という英文を読んで「コウタはサッカーが好きです。」と日本語訳を言えるようになることがゴールです。
次の順序で日本語訳を覚えます。
1 日本語訳に目を通す。
2 日本語訳を隠して、英文を黙読する。
3 日本語訳を声に出して言う。
4 教科書ガイドの日本語訳で、答え合わせをする。
この順序で確認をしたときに、日本語訳を正確に思い出せない場合は、文法に理解不足があります。英単語の意味は覚えているはずだからです。
英文の理解を深めるために、教科書ガイドの文法の説明に目を通しましょう。教科書ガイドは重要文法には必ず解説が書かれていますので、ここを黙読します。声に出す必要はありません。
この解説の意味がよく分からないときは、Youtubeで解説動画を探して観ましょう。
「とある男が授業をしてみた」というチェンネルは、お勧めです。オーソドックスなよい授業を、無料で観ることができます。
文法に限らず「理解」を求めるときは、インターネットはとても役立ちます。とくにYoutubeは役立つので分からないことがあれば、すぐに調べましょう。
動画を見たあとは、改めて日本語訳を隠して、英文和訳をしてみましょう。英文を読み、その日本語訳を声に出して回答し、教科書ガイドに書かれた日本語訳で答え合わせをします。
これをすべての英文で行っていきます。面倒なように思うかもしれませんが、これも5分か10分あれば終わるはずです。
(3)英単語の綴りを覚える
英単語の意味、英文の意味が理解できたら、次に英単語の綴りを覚えます。
英単語の綴りを覚える前に、英単語の発音を聞いておきましょう。教科書ガイドCDを使います。CDがない場合は(とても面倒ですが)Google検索をするとよいですね。
発音を聞いたら、発音と綴りを対応させていきます。「プラクティス」という発音から「practice」を対応させていくのです。プーp ラーra クーc ティーti スーce のようにです。「friend」を「フリエンド」のようにローマ字読みで覚えようとする生徒が多いですが、これはしないでください。覚えることが増えてしまうので、逆に覚えにくくなります。
音と綴りの関係については、次のYOUTUBEチャンネルがお勧めです。
発音と綴りの関係を覚えたら、実際に書いてみましょう。書き写すのではなくて、発音から綴りを思い出しながら書き留めていくようにします。思い出す練習をすることで、脳が記憶しようとするからです。先ほど書いた「望ましい困難」を作り出すことが大切なんですね。
少し話がそれますが、学習は基本的に「テスト」を中心に行うようにしてください。
脳はもともと手抜き器官です。これを認知心理学では「認知的倹約家」と言います。エネルギーに対してケチだということです。
ですが、脳は予想外の出来事が生じたときには働きはじめます。ミニテストで正解だったところよりも、不正解だったところを覚えていますよね。オンラインゲーム上で偶然に有名人にあったことも覚えているでしょう。どちらも予想外の出来事だから、脳が覚えようとした結果です。
テスト中心で学習するのは、この「予想外」を起こすためです。間違えることで、同じ間違いをしないように覚えようとするのです。
(4) 英文を発音する。
英単語の発音と綴りを覚えたら、英文全体を発音していきます。教科書ガイドのCDを流して、英文を見ながら合わせて発音していきましょう。言語を学ぶときの基本は、音読です。音読する回数が増えれば増えるほど、英語は得意になると考えてください。文章全体を音読するのが面倒なら、文法の基本文のみを音読してもよいでしょう。
ここでしっかりと発音をしておくと、次の英作文がしやすくなります。
なお、音読は高校生で学ぶ、古文や漢文でも重要です。語学の基本は「音読」だと覚えておいてください。
(5) 英文を書く
英文の音読をしたら、最後は日本語訳を見ながら英文を書く練習をします。日本における英語のテストでは、英文を書けないと点数にはなりません。ネイティブでも文字を書けない人は大勢いますが、その人たちは日本の英語のテストでは、点数をとれないはずです。
英文を書くのが、最も時間が掛かるところです。
「コウタはサッカーが好きです。」という日本語訳を見ながら、「Kota likes soccer.」と書けるようにします。ただ丸暗記をするのではなくて、「コウタ」から「Kota」を思い出し、「好きです」から「likes」を思い出す・・・というように対応関係で覚えていき、実際に書いてみます。
実際に書くことが重要です。単語の綴りの確認もできますし、英文法の理解度の確認もできます。
覚えにくいとしたら単語の綴りか、文法の理解不足です。文法事項の確認をしましょう。文法事項の確認をするときは、もちろんYoutube動画を見直します。
(6)日本語訳から英文を書くことがゴール
日本語訳から英文を書くことができるようにあれば、その範囲はひとまずゴール達成です。
これができれば、テスト問題は8割以上は正解できるようになります。
日本語訳から英文を書くには、単語・熟語の意味、綴り、文法のすべてを理解していなければならないからです。英作文というのは、英語における総合問題なのです。
逆に言えば、日本語訳から英文を書くことができない場合、単語・熟語の意味、綴り、文法のいずれかが身についていないと言って差し支えありません。ですから、その部分を復習しましょう。
(7)まとめテストを解く
教科書ガイドにはそのUnitの最後に、まとめテストがついています。
このまとめテストを解いて、自分の理解度を確認しましょう。
この後問題集の使い方を説明しますが、同じ使い方をしてください。
つまり、「正解できるところを探す」という意識で問題集を使うのです。
1年分が終わったら英検の過去問題を解くのもよいでしょう。1年生範囲が終了したら英検5級の問題を、2年生が終了したら4級を解いてみてください。
【4】問題集の使い方
教科書ガイドのまとめテストや問題集にも、使い方があります。基本となるのは「何度も解き直す」、「正解できるところを探す」というものです。
(1)答えは別の紙に書き留める
問題集には、答えを書き込んではいけません。答えを書き込んでしまうと、解き直すことができなくなるからです。
答えは別の紙を用意して、その紙に書き込みましょう。ルーズリーフを使ってもよいですし、新聞チラシの裏などを使っても良いです。A4コピー用紙などを購入してもよいでしょう。私の家では、A4コピー用紙を使っています。
そして、もちろんですが、丸付けをしたあとに問題集に正解を書き込んではいけません。問題集に正解を書き込んでしまうと問題集の解きなおしができなくなるからです。
(2)1問ずつ正解と解説を確認する
問題を1つ解いたら、そのたびに正解と解説を確認していきます。
まとめて丸つけをする生徒が多いですが、これでは理解が深まりません。すぐに正解と解説を確認するからこそ、自分の理解度を確認できるようになるのです。
まとめて丸つけをするのは、たしかに楽です。しかし、学習方法としては非効率的です。自分がどのようにして正解したのか、どのようにして不正解だったのかを確認できないからです。
(3)正解した問題には〇を付ける
正解した問題には、〇をつけます。
正解した答えに〇を付けるのではなくて、問題文に〇をつけるようにします。
「コウタは野球をします。 ⇒ Kota ____ baseball」という穴埋め問題があった場合、この問題文の先頭に〇をつけておくのです。
不正解でも×や△を書き込む必要はありません。
〇がついていないなら、そこは解き直す必要があるのです。×や△をつける必要はありません。
(4)意味が分からなかった単語・熟語は、欄外に書き留めておく
問題集の中で、意味が分からなかった単語・熟語には印をつけておきましょう。蛍光ペンで色をつける生徒もいますし、ボールペンで印をつける生徒もいます。方法は自由です。
そして、その単語・熟語は問題集の上部、または下部の空欄に書き留めて、意味も調べて書き留めましょう。
その単語のすぐ上下に書き込むと、解き直すときに意味が目に入ってしまいます。問題を解き直すときに目に入らない場所に書き留めておくことがポイントです。
(5)時間を掛けずに短時間で行う
問題集を解くときは、できるだけ短時間で行うようにします。
中学英語の問題で、考える必要があるものはありません。
単語・熟語の意味や綴りは、知っているかどうかです。悩む必要はありません。分からなければ、これから覚えればよいだけです。
単語の並び替えによる作文問題も、10秒以内で答えられないなら文法知識が不足しています。教科書ガイドを読み返したり、動画を見返して、再挑戦してみましょう。
自由英作文については少し時間をかける必要がありますが、それでも5分が限界です。
問題集は、テストという本番に向けた練習です。問題解決の方法を記憶するための手段です。
私たちはもともと、日常のほぼすべての問題解決を「記憶」に従って行っています。ごはんを食べるときに、「左手で食器をもって、右手で箸を持って・・・」などとは考えませんよね。喉が渇いたときに「何をするべきか」と考えたりもしませんね。「1+2=?」という問題に、指折り数えて答えたりもしないでしょう。私たちはほぼすべての問題解決に「記憶」を使っています。
問題集は、問題解決法=問題解決のパターンを覚えるためのものです。ですから、問題解決パターンを記憶できていないものについては、すぐに解答と解説を読んで「覚えるべきパターン」を確認してください。
(6)3回目ぐらいで全問正解できればOK
問題集は、繰り返し解き直すものです。
3回目ぐらいで全問正解できれば、それでよいのです。
1回目で全問正解をする必要は全くありません。
ですから、1問1問に時間をかける必要もまったくないのです。
1回目は、「〇がつけられるものを探す」の気持ちで構いません。〇が付けられないものについては、すぐに正解と解説を読み、また日を置いて2回目のチャレンジをすればよいのです。
翌日以降に解き直して正解したら〇をつけます。不正解ならまた解説等を読み直して、翌日以降に再テストをしましょう。ここでも「望ましい困難」が大切です。翌日以降になれば、基本的には忘れています。ですから、翌日以降に解きなおすようにしましょう。
(7)〇がつけられるものを探す
問題集を使うときは、とにかくスピードを意識します。
上に書いたように「〇がつけられるものを探す」という意識で使いましょう。
正解できるものを探して、それだけを回答すればよいのです。
もちろん、正解できないものについてはすぐに正解と解説を読みましょう。
そのようにして、日を置いて何度も練習をすることで、少しずつ〇を増やしていくのです。
【5】過去問題集の使い方
受験生の場合は、過去問題集への取り組みは必須です。
過去問題集も上記の問題集と同じように使います。何度も解き直すことを前提に、正解できる問題を探す意識で使いましょう。
(1)答え合わせは、大問1つごとにする
ただし、過去問題については1問毎に答え合わせをするのではなく、大問ごとに答え合わせをします。大問1が長文問題なら、その長文問題すべてを解き終えてから答え合わせをしましょう。長文並び替え問題や、自由英作文問題も、それが終わり次第、正解・解説を読みます。
(2)最初は時間は図らなくていい。
最初から時間を測って解く必要はありません。それをするのは3回目でOKです。
しかし、問題を解くのに時間を掛けてもいけません。
正解できる問題を探す意識で、問題を解いていきます。
少なくとも大問1つを、10分で解きましょう。
(3)3年分を3回転させる
3年分ぐらいを、3回解き直すつもりでいてください。
たとえば2017年過去問題を解いたら、次は2015年または2016年のどちらかを解いて、改めて2017年にチャレンジします。
3年分ほど解くと、そのテストの形式や出題傾向が分かります。また、テストの重要部分をほぼすべて把握できます。
それ以上の年数は、時間的余裕があれば解きましょう。
何十年分の過去問題を解き直すよりも、過去3年分がスラスラと解けるほうが得点には結びつきます。
テストで点数に結びつくのは、瞬間的に使える知識・技術だけだからです。
(4)欄外にメモを書き込む
もちろん、分からない単語・熟語には印をつけて、欄外に意味を書き留めておきます。
解説を読んでも文法的に理解できない部分があれば、教科書ガイドの文法の説明を読み返しましょう。YOUTUBEの動画を見返すのもよいでしょう。そこで気が付いたことも欄外にメモをしていきましょう。
(5)3回目ぐらいから、真剣に解く
過去問題を本番を意識してとくのは、3回目ぐらいからでOKです。
3回目からは時間を測って、通して解きましょう。制限時間が50分なら40分程度で解くことを目指します。もちろんリスニングがあるなら、その分の時間を差し引きます。たとえば35分で全部を解くことを目指すのです。
おそらく同じ問題で、同じように間違えるでしょう。欄外の書き込みを見れば、同じ単語・熟語、同じ文法で間違えたことに気が付けるはずです。
その場所こそ、あなたが復習をするべきところです。そこは教科書ガイドやYOUTUBEの動画で、復習をしましょう。
(6)総合問題⇒分野別問題⇒総合問題
総合問題を解いて自分の課題を発見したら、次は分野別問題でその課題を克服する練習をしましょう。
そして練習をしたら、改めて総合問題に取り組むようにします。
総合問題⇒分野別問題⇒総合問題⇒分野別問題・・・というループが大切です。
分野別問題で自信を高め、総合問題で実践練習をして、課題を見つけたら改めて分野別問題で自信を高めます。
(7)応用力は、ランダムに問題を解くことで身につく
応用力は、ランダムに問題を解くことで身に付きます。
基本を身に付けるときは順序よく行うほうがよいです。しかし、応用力を身に付けたいときは、順序よさは邪魔になります。ランダム性が応用力を高めてくれるのです。単語カードを使うなら、シャッフルして使うと、本番でも単語を思い出しやすくなります。
ですが、そのようなことをする必要はありません。
過去問題に乗っている問題は、すべてが応用問題です。
過去問題を使うことで、応用問題の練習になります。
逆に言えば、分野別問題をどれだけ解いても応用力はつきません。
(8)分野別問題ばかりを解いてはいけない
分野別問題をどれだけ解いても、応用力は身に付きません。
この問題をどうやって解くかの練習にならないからです。その場で判断する練習にならないのです。
分野別問題を解くことで理解も深まりますし、自信も高まります。
しかし、実践で使えるようになっているとは限りません。
応用力をつけたければ、応用問題を解きましょう。
理想は総合問題と分野別問題を相互に解いていくことです。
【6】自信をつける⇒実力をつける
英語の勉強に限らず、勉強は自信を実力にするものです。
まずは自信を高めて、それを実力にしていくのです。
問題集に〇だけを付けるのも、自信をつけるためです。
いかに自信を高めることができるかが、勉強においてはもっとも重要なことです。
「この問題は正解できる」と思えるから、問題を解こうと思えるのです。
「絶対に無理だ」と思っていたら、そもそも解く気持ちにもなりません。
1年生範囲から勉強し直すのも、自信を高めるためです。
英単語のつづりではなく、日本語の意味を最初に覚えるのも自信をつけるためです。
英文読解を先にするのも、自信を高めるためです。
日本語訳を英文に直す前に、音読をするのも自信を高めるためです。
分野別問題を総合問題より先に解くのも、同じ理由です。
まずは「できる」という感覚をつくって、それを実力に変えていきます。
最終的に点数に結びつくのは自信です。自信がなければ迷います。迷うから時間が掛かり、迷うから点数を落とすのです。
勉強で迷ったら、常に自信を高める方法を選びましょう。
自信を高めて、それに見合う実力をつけていくのが勉強です。
ですから、すべては根拠のない自信(勘違い)から始まります。
どんどん自分の実力を勘違いしてください。
ただその勘違いを勘違いのまま終わらせずに、総合問題や過去問題を解いて実力にしていきましょう。
どんどん自信と実力を高めていきましょう。
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