すぐ忘れる人のための「暗記の仕方」

フリースクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。

今回は「暗記の仕方」について、ご説明します。

私は18歳から家庭教師を始め、塾講師なども行いながら20年以上に渡って教育に携わっています。

その中で「暗記の仕方」については、記憶術の本なども読みながら身に付けて、指導もしてきました。

今回の情報は、きっとお役に立つと思います。

【1】すぐ忘れる人のための「暗記の仕方」

暗記の基本は3つあります。

(1)関連付けをして、覚えること(精緻化)

(2)テストをすること(自己テスト)

(3)忘れてから、覚えなおすこと(分散学習)

まずは、記憶したいことを「関連付け」をして覚えます。これを専門用語では精緻化と言います。

たとえば「way」には「道」という意味以外にも、「方法」という意味があります。

これを私は「ゴールを実現するための行き道、つまり方法」と、語源と関連付けて説明します。最近読んだ本では、medicine(薬)を「目で診断して、薬を出す」と関連づけていました。覚えるときには、可能ならば関連付けを行いましょう。駄洒落でもなんでも、関連付が多ければ多いほど、暗記がしやすくなります。

関連付けを行ったら、次はテストを行います。これも専門用語では「自己テスト」と呼ばれます。ただ反復するよりも、テストを行うほうが暗記には効果的であることが、さまざまな研究から分かっています。また、人間には「流暢性の幻想」と呼ばれるものがあり、簡単に言うと覚えたつもりになりやすい性質があるんです。もともと脳は手抜き器官ですから、エネルギーを使わないように「覚えたつもり」になってしまいます。ですから、テストを行うことが大切です。自分が本当に覚えているかどうかを、テストを行うことで確かめましょう。

最後に、一度忘れる時間を取って、覚えなおしていきます。これも専門用語があり、「分散学習」と呼ばれます。テストをして全部覚えた自信がついたら、あえて忘れるための時間を取りましょう。少なくとも5分は、時間を空けるようにしてください。英単語を覚えていたなら、英文法の勉強に取り組んでもよいでしょう。数学の勉強などに取り組んでも構いません。大切なことは、忘れるための時間を取ることです。

一度忘れてから、覚えなおすことで、記憶を「再生」する力が強くなるんです。これも、さまざまな研究から分かっています。

もし暗記の仕方をもっと詳しく知りたい人は、次の書籍を読むとよいです。

どちらも科学的な根拠が多く書かれています。

テストで点数を取りたいなら、暗記は必須です。

関連付けをして覚えること、テストをして確認すること、忘れてから覚えなおすこと、この3つに従うだけで、覚えるための時間を短縮することができます。

どうせ暗記をしなくてはいけないなら、科学的な方法を使って覚えてください。

ちなみに、私は今英検準1級、英検1級の単語を覚えています。一緒に頑張っていきましょう。

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