学校で習う集団行動は、社会では役に立たない。

フリースクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。

今回は、「学校で習う集団行動は、社会では役に立たない」という話をします。

ですから、学校で集団行動を学んでいなくても、心配はありません。

ただ、ここで言う集団行動とは、同じリズムで、同じ行動を取る集団行動のことを言います。「起立、礼、着席」や「前習え」、「右向け右」、「左向け左」、「全体止まれ」などのことを言います。

【1】全員で同じリズムで、同じ行動を取る機会は、まずない

社会に出たときに、全員で同じリズムで、同じ行動を取る機会など、まずありません。「起立・礼・着席」などと号令を掛けられることも、まずありません。

冠婚葬祭においても同様です。結婚式、葬式、または式典においては「皆様、ご起立お願いいたします」と言う声が掛かる場合はありますが、それぐらいです。

健康のための体操の時間を取る会社はありますが、それも同じリズムで動くことを強制されることはまずありません。仕事ができる身体を作ることが目的なのですから、無理にリズムに合わせることを強制されることはありません。


【2】目的達成のために、役割を果たすことが大事

社会において求められるのは、同じ行動を取ることではありません。タイミングを合わせて、行動するようなことを求められることがありません。

社会において個人に求められるのは、それぞれの集団の目的を達成するために、それぞれが自分が果たすべき役割を自分で見つけ出し、果たすことです。たとえば塾講師は生徒の成績を上げる授業を行うことが求められ、塾長は塾講師がそのような授業を行えるサポートをすることが求められます。病院では、医師は治療をすることが求められ、医療事務には点数計算やレセプト作成などが求められます。各個人はそれぞれが所属する集団で、集団の目的が達成できるように役割を果たすことが求められるんです。

各個人が、集団や組織の目的を理解して、状況を踏まえて、自分が果たすべき役割を果たすことが求められます。同じタイミングで同じ行動をすることではなく、集団・組織の目的を達成するために、適切な行動を取ることが求められるのです。

【3】集団の目的を把握すること

社会においては、集団・組織の目的を把握することが、何よりも求められます。その場にいる全員が目的としていることは何かを把握することから、各自の役割が把握できるからです。「この場が達成しようとしている目標は何か」を把握できることが大切なのです。

社会で役立つ集団行動ができる人というのは、給食の時間で、給食ができるだけ早く全員に行きわたるように、給食係でなくても動ける人のことです。自分が日直でなくても、黒板を消すのを手伝って上げられる人のことです。

その場における集団の目的を把握して、自らの役割を設定し、動ける人のことです。

【4】有益なことをできる人が求められる

社会において求められるのは、一言で言えば有益なことができる人です。

目的達成のために役立つことができる人のことです。

運動会の入退場やマスゲームのような一糸乱れない行動を求められることはありません。

ですから、学校でこのような種類の集団行動を学ぶ必要はありません。そして、学んでいないからといって何も困ることはありません。

集団内における役割を見つけ、それを果たすという意味での集団行動こそ、私達が身に付けるべきものです。

ですから、練習をするならこちらの意味での集団行動を練習しましょう。

集団の目的を把握する練習、そしてそれを達成するために動く練習こそ、行っていきましょう。

ワクノソト☆(フリースクール) 福井県敦賀市

学校教育の枠(ワク)の外に出よう!

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