フリースクールは『ワクノソト』の三國雅洋です。
今回は生徒向けの文章です。
今回は「信頼を得ることで、夢中になれる時間を増やそう」という話をします。
何かに夢中になることは、とても大切なことです。たとえそれがマンガ、アニメ、ゲームなどであっても重要なことです。
ただ、何かに夢中になればなるほど、周囲の人々は不安に思うようになります。”マンガの読み過ぎなのではないか」、「アニメばかり見ている」、「ゲームばかりしていて目が悪くならないか」と心配するようになります。
この不安を解消するような働きかけができると、自分が夢中になれることをもっと自由にすることができるようになります。信頼されればされるほど、自由時間を作れます。
信頼を得ることに少し時間を掛けることで、もっと多くの時間を夢中になることに使えるようになるんです。
【1】夢中になる体験を積むことは大切
上達には3段階あります。「導入期」、「専門期」、「発展期」の3つです。
導入期のゴールは「快体験を積むこと」です。簡単に言えば「嬉しい」、「楽しい」、「すがすがしい」、「気持ちいい」、「誇らしい」などのプラスの感情を味わうことです。
「専門期」は基礎練習を反復することで、自己効力感を高めることがゴールです。この時期は基礎練習を繰り返す時期のため、この時期を抜けることは簡単ではありません。そのため、導入期で快体験を存分に積んでおくことが大切なんです。
プラスの感情を存分に味わうことで、「専門期」以降での苦しみにも耐えることができるようになります。ゲームにのめり込んでいると、退屈なレベリング(レベル上げ)も耐えられますね。
私達は通常、それに夢中になることなく「専門期」に強制的に入れられます。学校教育の内容はすべて「専門期」に該当する内容です。 プラスの感情を味わう「導入期」を経ることなく、専門家に該当することを強制させられます。だからこそ、多くの生徒が学校教育で脱落してしまうんです。
すべての学問はつながっているので、どのような内容であっても夢中になれば必ず繋がってきます。ですから、何かに夢中になることはとても重要なことなんです。
【2】周囲が不安になる
何かに夢中になればなるほど、周囲は夢中になっている人を心配するようなります。マンガを読んでばかりいる子供に対して、多くの保護者は不安に思うものです。勉強についていけなくなるのではないかと思い、将来に響くのではないかと考えます。
ですから、夢中になることに対して制限をかけるようになります。マンガに夢中になっているなら、マンガを処分してしまう保護者もいるでしょう。
そのようなことをさせないためには、信頼を得るための働きかけをする必要があります。
たとえばそれは勉強をしている姿を見せることであったり、『ドラゴン桜』のような受験マンガを読むことであったり、YOUTUBEで勉強している姿を見せることであったりします。
【3】信頼を得ることで、自由時間を作る
信頼を得れば得るほど、自由時間を作ることができます。
一般的に偏差値が高い高校ほど、自由です。反対に偏差値が低い高校ほど、校則が厳しくなります。これも結局は、学校が生徒を信頼しているかどうかが反映されています。
信頼を得ることは、結局のところ、あなたの自由時間を増やすことにつながります。
ですから、信頼を得るためにも時間を割くようにしてみてください。
自由時間を増やしたいなら、信頼を得ることに時間を使いましょう。不安に思われていること、心配されていることを推測して、それに時間を費やしている姿を見せるんです。
勉強をしているかどうかを不安に思われているようなら、勉強している姿を見せるようにしてください。
いろいろなことに夢中になりましょう。そして、夢中になることに時間を費やすことができるように、信頼を得るためにも時間を使ってみてください。少しの時間を費やすことで、大きなリターンが得られるはずですよ。
0コメント