子供のエフィカシーを高めるのも、教育者の仕事。『ワクノソト☆』の三國雅洋です。この前の日曜日に「家庭学習セミナー」を行ってきました。20年以上に渡るプロ家庭教師、塾講師経験の中で子供たちに伝えてきた学習法を、保護者の方々にお伝えしました。このセミナーでは学習法を中心に行いました。しかし、私が教育者として最も重視しているのは学習法ではなくて、「エフィカシー」です。ただ、保護者が一般に求める話ではないため、その話は行いませんでした。ですが、私が教育者として最も重視しているのは「エフィカシー」です。エフィカシーは「ゴール達成能力の自己評価」と定義されます。簡単に言えば「私ならゴールを達成できる」と確信できる力のことです。このエフィカシーが強ければ強いほど、成長スピードが速くなります。...31Jul2018ワクノソトって?学び方
「学校が窮屈だ」と思う子供のための学校が必要だ。『ワクノソト☆』の三國雅洋です。夏休みに入りましたね。しかし、中学生以上になると、ほぼ毎日のように部活があります。さらに、膨大な量の宿題もあります。長期休暇に入ったはずなのに、休みが全くないのです。私は子供に対しては、簡単に「部活に行く義務はないよ」と言います。しかし、子供たちは行かざるを得ません。授業があるときはずっと教師の命令に従い、放課後も宿題をさせられ、長期休暇も膨大な量の宿題と部活があります。また、学校はたまたまそこにいた人たちとのコミュニケーションを強いられます。自分のことをさらけ出せない相手が、常にいる状態で過ごさなくてはなりません。クラスメイトの期待に合わせた自分を演じ続けなくてはなりません。このような生活をずっと強...30Jul2018ワクノソトって?
不登校の勉強法:どこから始めたらいい?フリースクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。不登校における勉強方法について、動画を撮りました!今回のテーマは「どこから始めればいい?」です。結論は「自分が分からなくなったところから」です。小学6年生でも、小学3年生から分からなくなったなら、そこから始めるのが一番効率がよいです。分からなくてウンウンと悩むのは非効率的ですし、分かりきっているところから始めるのも非効率的です。自分がギリギリ理解できるところから始めましょう。12Jul2018
不登校の勉強を、家庭教師に依頼する場合の注意点。フリースクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。私は18歳から家庭教師を始め、塾講師なども含めて20年の教育者経験があります。その中で他の家庭教師の先生や、塾講師の先生なども見てきました。それを踏まえて、不登校で家庭教師を考える場合の、注意点をいくつか書きます。子供がリラックスして、勉強できるのが一番。子供の自己イメージを高めてくれる人を選ぶ。子供に、図や絵を使って教える人を選ぶ。子供に、勉強の仕方を教えられる人を選ぶ。最初に大切となるのが、子供がリラックスできるかどうか、です。子供がリラックスできる先生を選ぶのが、一番です。そういう先生に出会えたら、「家庭教師を止めたい」という可能性は低くなります。不登校の場合は、特に重視するべきこ...07Jul2018学び方
不登校の児童・生徒の自己イメージこそ、守るべき。『ワクノソト☆』の三國雅洋です。学校に行かない子供を手放しで応援する人は、ほとんどいません。学校や適応指導教室は、学校に戻そうとします。家族も親族も、友人も、学校に戻そうとします。しかし、それが子供を追い詰めている面もあります。「学校に行けない自分は、劣った人間だ」というような思い込みを作ってしまうのです。子供にとっても、大人にとっても、重要なのは「自己イメージ」です。自分のことを、どのように評価しているかが大事です。たとえば、多くの子供は自分のことを「頭が悪い」と思い込んでいますが、その子達がよい点数を取ると「今回はテストが簡単だった」と言います。そして、悪い点数を取ると「私は頭が悪いから」と言います。一方で、自分のことを「頭がよ...04Jul2018