勉強の遅れを取り戻す方法オルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。子供が授業についていけないと、どうしても保護者は焦ります。どんどん遅れが積み重なっていき、一方で受験は近づいてくる。しかし、本人に焦りは見えない。保護者として焦ってしまうのは、仕方ないことです。そうしたときに保護者がしてしまうのが「勉強しなさい」と言うことです。ですが、そんな言葉だけで勉強するはずがないですね。しかし、「言わないよりはよい」と思ってしまうので、言ってしまい、子供のやる気を奪ってしまいます。子供としても、勉強はできたほうが嬉しいのです。ただ、”無理だ”と思っているから勉強しないのです。無気力を学習してしまった、学習性無気力の状態です。この状態から抜け出すのに一番簡...18Feb2018伝え方
「できない」の積み重ねがやる気を奪うオルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。よく「何ができないのかを知るのが大切」って、人生の先輩はおっしゃいますよね。たしかに私も、それは一理はあると思います。しかし、「できない」の積み重ねによって、何か得られるものがあるでしょうか?私たちの生活は、誰かの「できること」で成り立っています。たとえば、今、私はパソコンで文章を書いています。このパソコンは、パソコンを配達できる人が届けてくれたために、今、ここにあります。そして、もちろん、パソコンを製造する機械を作れる人がいて、パソコンが作られています。それぞれの1人1人が「できること」を積み重ね、重ね合わせて、私の前にパソコンがあります。決して「できないこと」の上に積み重な...14Feb2018伝え方
子供のやる気がなくなるのは、大人が奪っているから。オルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。子供は9割は、勉強が嫌いだそうです。では、その理由はなんてしょう?もちろん、考えるまでもありませんね。強制するからです。大人がわざわざやる気を奪うから、やる気がなくなります。これは学校の勉強に限りません。習い事でもそうですし、部活でもそうです。強制されるのが好きな子供はいませんので、強制すればするほど子供はそれを嫌いになります。嫌いなものを無理やり食べさせたらどうなるかと同じです。子供のやる気を奪うのは、間違いなく強制です。強制すればするほど、子供はそれをきらいになるでしょう。反対に、禁止したものはやりたがるものです。心理学的にもカリギュラ効果と呼ばれるのですが、人は禁止される...11Feb2018
もうすぐ受験なのに、勉強しない理由オルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。公立高校入試まで、あと1ヶ月を切りましたね。この時期になると、ほぼ全ての保護者は焦ります。しかし、本人はそうでないことも多々あります。少なくとも、勉強に取り掛かるまでが長く感じられ、「やる気がない」ように見えるものです。しかし、本人が焦っていないというのは、あまりありません。ほぼ全ての生徒にとって始めての受験であり、周りが焦っている様子を見ているのです。焦らないほうが珍しいです。それでも勉強に取り掛かるのが遅くなるのは、3つ理由があります。1つは、そもそも勉強なんてしたいわけではないことです。やりたいことではないので、やる気が起きないのは当然ですね。2つ目は、現状の勉強時間や量...11Feb2018学び方
高校合格しても、やる気が出てくる指導法オルタナティブ・スクール『ワクノソト☆』の三國雅洋です。私立の推薦入試に合格すると、大抵の中学生はやる気がゼロになります。これは当たり前ですね。しかし、そういうときでもやる気を引き出す方法はあります。それはゴールを更新することです。たとえば、私は、現時点でも、高校に合格した生徒には、数学Ⅰの内容を生徒に教えています。そうすると、自然と子供の中でのゴールが更新されるようになるのです。分かりやすくいうと、やるべきことが見えてくるわけです。「ちはやふる」という漫画で、主人公ちはやが率いる瑞沢高校が全国大会優勝を果たしたため、目標を見失うという場面があります。このゴール達成によって目標を見失うというのは、教育の現場ではよくあることです。こう...06Feb2018伝え方